風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

サドルロードを通ってマウナケアとマウナロアを見よう。


サドルロードが拡幅されて全舗装されました。レンタカー会社も通行を許しています。2007年からのことらしい。ヒロ側とコナ側はまだ狭いが、サドル部分は、時速55マイルの高規格道路です。

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マウナケア。山頂にすばる天文台がある。西寄りから見ると、2万年前の氷期に山頂を覆った氷河が残したティルがよくわかる。

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マウナロア。深海底から8000メートルも立ち上がった世界一の火山。
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ペレの毛と涙


つるんとした球形は、ペレの涙と呼ばれる。マグマのしずくが空中で固まったものだ。ハワイ・キラウエアの1959年プウプアイの噴火で生じた。透明な緑色はカンラン石。噴火したマグマの中から結晶化した鉱物。8月の誕生石ペリドットである。

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ペレの毛は、噴火のときにマグマが引き伸ばされてできる。ハワイのキラウエアではごくふつうにみられる。ペレは火山の女神の名前である。

雹のように落下した火山豆石


ハワイ・キラウエア火山の1790年火山灰の中にみられる火山豆石。たくさんの火山灰が寄せ集まって直径1-2ミリメートルの球を構成している。この火山豆石はふつうよりやや小さい。大気中を雹のように落下した。

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粒のそろった火山豆石が、入戸火砕流堆積物の中に生じた吹き抜けパイプの中を充填している。この火山豆石は、火砕流から空高く上昇した噴煙の中で形成され、大気中を雹のように落下して再び火砕流の中に戻った。火砕流中では岩片と同じようにふるまった。

地球最大の火山 マウナロア



ハワイ島のマウナロアは地球最大の火山である。海面からの高さは4200メートルだが、太平洋の海底から測ると8000メートルに達する。山頂部分は丸いから、麓から真の山頂を見ることがかなわない。西洋の盾を伏せたようなかたちをしているので、盾状火山とよぶ。浅間山や富士山のような円錐形の火山とは、サイズもかたちもまったく異なる。手前の窪地はキラウエア・カルデラ。

アアとパホイホイ



玄武岩の溶岩には、とげのある破片粒子で表面をおおわれたアア溶岩と、なめらかな表面をもつパホイホイ溶岩の二種類がある。両者は化学組成の違いによるのではなく、噴火のダイナミクスの違いを反映している。多量の溶岩を一気に噴き出す激しい噴火では、揮発性物質が分離するときに大量の気化熱を奪ってマグマの温度が急速に下がる。そうすると、斜面を下っている最中に固化が始まるからアア溶岩ができる。一方、温度低下が少ない穏やかな噴火ではパホイホイ溶岩ができる。揮発性成分をあらかた失ったマグマは穏やかな噴火しか起こさない。

ホテル・ハナ・マウイ

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 マウイ島は、東マウイ火山(ハレアカラ)と西マウイ火山からなります。二つの火山に挟まれた平地にカフルイ空港があります。
 カフルイ空港から東に、山肌をくねくねと縫う細い道を3時間ドライブすると、天国のようなハナに着きます。そんな田舎に、この一流ホテルがあります。泊まらずに、敷地内の散歩だけさせてもらいました。
Hotel Hana Maui

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オヘオ・ガルチ
ハナからさらに奥へ1時間ほどドライブすると、深い峡谷に出会います。ここを流れる清潔な淡水に体を浸すと、ビーチでの海水浴とはまた違った気分に浸れます。
Oheo Gulch, Hana

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ホスマー・グローブ
ハレアカラ中腹の森の中にあるキャンプ場で、ピクニックランチをしました。テーブル、ベンチ、そしてバーベキューグリルがついた草地のテントサイトが10区画。水道とトイレの設備があります。なんと無料で一週間まで滞在できます。
Hosmer Grove, Haleakala

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ママズ・フィッシュ・ハウス
カフルイ空港から東へ15分ほどドライブしたところに、おいしい魚料理を出すレストランがあります。プライベートビーチに面していて、昼も夜も、大勢の人でにぎわっています。
Mama's Fish House, Kuau

カイルアビーチ

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島の北東側にあるため貿易風が吹き付けるこのビーチの砂は、他のどのビーチの砂よりも細かい。澄んだ水の色に加えて、海中に浮かぶ島がこのビーチの美しさを際立たせています。週末は混雑しますが、平日は静かに過ごすことができます。
Kailua Beach

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ワイアナエ
オアフ島の西部ワイアナエを訪れる観光客の数は多くありません。ここには、山脈に雨を降らせたあとの乾いた風が吹きます。山に緑は少なく、山火事がしばしば発生します。
Waianae

ダイアモンドヘッド



 オアフ島は、コオラウ火山とワイアナエ火山の二つが合体してできた火山島です。300万年ほど前に、太平洋から顔を出しました。コオラウ火山はいったん噴火をやめましたが、100万年以上たってから復活して、山腹に小さな火山をいくつもつくりました。
 ワイキキビーチからみえるダイアモンドヘッドもそのひとつです。30万年ほど前にできました。真ん中に大きな火口があります。東側に開けられたトンネルを通ってその中に入ると、最高点までハイキングすることができます。山頂からワイキキを一望することができます。
Diamond Head

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ハナウマベイ
ワイキキからバスで30分ほどのハナウマベイも小火山のひとつです。太平洋に面した側の火口壁が破れて、火口の中に海水が入り込みました。波静かなこの湾の中には豊かな自然が育まれ、よく保全されています。
Hanauma Bay

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ココヘッド
ハナウマベイの隣のココヘッドも小火山です。やっぱり中央に火口があります。ダイアモンドヘッド・ハナウマベイ・ココヘッドの順に火山の背が高くなっています。ダイアモンドヘッドはタフリング、ココヘッドはタフコーンといいます。ハナウマベイは中間ですから、どっちで呼んでももかまいません。ホノルル市の山寄りにあるパンチボールも小火山です。
Koko Head

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