風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

安曇野の蔵



青い屋根と白い壁が美しいこの蔵といっしょに北アルプスを眺めるために、ときどき安曇野に行きます。この絵は、お気に入りレストランのテーブルで料理を待つ合間に描きました。
 畑で取れたばかりの新鮮な野菜サラダから始まるお料理を、四季折々の風景とともにいただきます。

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食事を終えたあと、庭に出て、もう一枚描きました。

カラマツ越しに見る蓼科山



前夜、浅間山に初雪が降り、火山館にも5センチの積雪がありました。朝は真っ青に晴れ上がり、黄色く色づいたカラマツの向こうに蓼科山が見えました。左は牙山(ぎっぱ)です。

晩秋の丸沼高原スキー場



丸沼高原スキー場のロープウエイを使うと、1400メートルから2000メートルまでの標高差600メートルを15分で移動することができます。
 山麓駅の周りのダケカンバはまだ少し緑を残した黄色い葉をつけていますが、山頂駅に降り立つと、周りのダケカンバはすっかり葉を落とし、オオシラビソの深い緑の森のなかに幹だけを露出しています。
 山頂駅から日光白根山頂までの標高差も600メートル。こちらは歩きですから、2時間かかります。登山道はよく整備されています。

日光白根山と五色沼



日光白根山(2578メートル)は、群馬・栃木県境をなす標高2300メートルの白錫尾根の上にちょこんと頭を出した小さな火山です。頭を出した高さはわずか200メートルですが、この200メートルが森林限界を突き破り、そして独立峰をなす結果、頂上から360度の景観を楽しむことができます。燧ヶ岳や日光の山々が手の届く近さに見えます。
 日光白根山は若い火山のため、地表には溶岩が露出しています。上越の山の登山道によくありがちなぬかるみがありません。まるで北アルプスの山にいるかのような爽快な登山が楽しめます。
 五色沼は、日光白根山と白錫尾根が閉じ込めた窪地の中にあります。ここは、片品川にも鬼怒川にも流れ込まない行き場を失った水面です。

新千歳空港

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新千歳空港は、樽前山の北東25キロにある原野の上につくられています。樽前山は1667年と1739年にとても大きな噴火をしました。新千歳空港は、運悪く樽前山のちょうど風下にありますから、樽前山が火山灰を噴き出し始めるとたいへんやっかいなことになります。

北海道大学のポプラ並木

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北海道大学のポプラ並木は、2004年9月8日、台風18号の強風を受けて、51本のうち19本が根元から倒れました。できるだけ多くの倒木を立て直して元の姿に戻すべきだという意見もあったようですが、北海道大学は、損傷が少なかった2本だけを立て直すに留め、残りは若木を植えることによって並木の再生をはかる方法を選択しました(北海道大学のページ)。
 自然の摂理を受け入れた賢明な選択がなされたと思います。

10月の札幌

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時計台
札幌の時計台は、札幌農学校の演武場として1878年にここに建てられました。いまでいう体育館です。農学校は1903年にいまの北海道大学キャンパスに移転しましたが、演武場だけはここに残されました。大通公園から1ブロックしか離れていない混雑する交差点にあります。

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大通公園のとうきび売り
大通公園には、朝早くから大勢の観光客が訪れます。飛び交う言葉は、日本語より韓国語や中国語がよく聞こえます。絵を描き終わったころには英語も聞こえました。大型客船が近くの港に着いたようでした。

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赤レンガの北海道庁
新千歳空港から札幌に向かう列車の窓から見えた森の景色は、北軽井沢と似ていました。標高1000メートルの高原の気温は、海岸より6度ほど低くなります。北へ1000キロ移動しても、やはり6度ほど気温が下がります。だから、北軽井沢の森と札幌の森はよく似ています。
 着いた日は風がありましたが、翌日は風がなくなり、青く澄みわたった秋の空に北海道庁の赤レンガが映えました。

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