風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

天明三年噴火記録をグーグルマップで


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浅間山の天明三年噴火を書いた文字記録は日本各地に存在します。それを、グーグルマップを使って整理しました。

草津白根山の湯釜

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草津白根山の標高2100メートルにある湯釜は強酸性のお湯をたたえる火口湖である。水深は30メートル余と浅い。湖底には溶融硫黄が存在し、中空の小硫黄球がそこから湧き上がって水面を漂う。

湯釜は、1882年から1983年までの102年間に、水蒸気爆発を何度も繰り返した。今後も繰り返すと思われる。湯釜の水蒸気爆発は、岩石を四方に放出するとともに灰色の粘土を風下に降らせる。火口縁にはそうして噴出した粘土と岩石が厚く堆積している。左の写真の最上部に写っている白色粘土は1939年4月24日12時20分の爆発で降り積もった。

この2枚に写っている白色粘土は降り積もったのではなく、御嶽山2014年9月27日と同じような火砕流の堆積物だと考えられる。右の写真の白色粘土の中に火山れきがいくつも含まれていることに注意。大きな火山岩塊はその後の爆発で地表に載ったものであろう。(2015年4月3日加筆)

爆発によって火口から飛び出した岩石は放物線を描いて、1983年11月の爆発でも、0.7キロ遠まで達した。20世紀前半の爆発では、多数の岩石が2.5キロ遠まで達したとみられる。万座温泉にあるいくつかのホテルはその射程距離内に立地している。

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