風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

鬼神岩にかかる月

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烏川を遡って高崎市倉渕町を二度上峠に向かって進むと、途中左手に鬼神岩が現れます。下仁田の荒船山と似たような地形です。どちらも第三紀の火山岩からなりますが、ほぼ水平で傾斜していません。第三紀以降、この地域の土地は隆起したがほとんど傾いていないことがわかります。

平原火砕流がつくった水域の底に堆積した粘土層

高崎から二度上峠を越えると、いままでの山道とは打って変わった平坦地になって快適なドライブが楽しめる。ここは浅間牧場の北部だ。北軽井沢に到着する直前、浅間大滝の手前で、道路の左に熊川の清流が現れる。

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その水辺によく成層した粘土層が露出している。これは、1万5800年前に平原火砕流の堆積物がこの地域を埋め尽くしたあと生じた水域の下に堆積した地層だ。浅間大滝駐車場にも同様の地層がかつて露出し、その中に嬬恋軽石が挟まれていた。したがって、平原火砕流の噴火のあとすぐに、おそらく数十年程度でできた地層だと解釈される。

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