風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

浅間山の噴火地図 販売開始



浅間山の噴火地図 1:50,000
拡大A2サイズ。両面カラー。2010年5月10日発売。500円
ネット注文は、ヤフオクまたはきつねの雑貨屋さんへ。

店頭販売は下記で取り扱っています。
▼小諸
・高峰高原ビジターセンター
・火山館
▼御代田
・浅間縄文ミュージアム
▼嬬恋
・嬬恋郷土資料館
▼長野原
・浅間火山博物館
▼前橋
・煥乎堂
・紀伊國屋書店前橋店

御代田の追分キャベツ

御代田町の浅間縄文ミュージアムは、追分火砕流の分布限界の上に建設されている。玄関脇の庭に、建設時に掘り出されたと思われる追分キャベツが積み上げられている。もっとも大きいものは直径1メートルに達する。

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浅間山の地質図を初めてカラーで出版した八木貞助は、追分火砕流のことを追分火山弾流と呼んだ。追分キャベツはたしかに火山弾によく似た形態をしている。しかし空中を弾道軌道を描いて飛行した火山弾ではなく、火砕流によって運ばれたスコリアである。

東京国分寺に露出する関東ローム層

日曜日、用事があって国分寺の東京経済大学に出かけました。

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国分寺駅南口から、JR中央線の線路に沿って東に歩きます。ニッポンレンタカー営業所の裏の大きな駐車場に、関東ローム層(赤土)が広く露出しているのをみつけました。昔は東京のいたるところでこのような赤土の崖を見ることができたでしょうが、いまはほとんどみかけません。

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地表から5メートルほど下に直径2ミリの軽石が集積しているのをみつけました。層の厚さは6センチほどです。箱根山から6万6000年前に噴出した東京軽石でしょう。だとすると、このロームは本家の武蔵野ロームです。関東ロームは、立川ローム/武蔵野ローム/下末吉ローム/多摩ロームに分けられます。分ける基準が何なのか、私が物心着く前の研究ですから詳しくは承知しませんが、クラック帯や埋没土だったような記憶があります。たしかに、クラックが顕著な層準が東京軽石の下70センチにありました。

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関東ロームは、火山が噴火しなかったことを示す地層です。箱根山が6万6000年前に激しい噴火をしてこの地に東京軽石を降らしました。同様の激しい噴火がその後は起こらなかったので、東京軽石の上にはロームばかりが積もっています。軽石や火山灰はみられません。ロームが火山噴火でできたと書くひとがいますが、それは誤りです。ロームは、春から初夏にかけて強風が吹いたときに、近隣の裸地から飛来したホコリが積み重なったものです。

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道の反対側の空き地で、ロームの上にクロボク(黒土)がのっているのをみつけました。クロボクの厚さは1メートル。基底がだいたい1万年前です。クロボクは縄文時代に相当します。縄文時代にローム(赤土)でなくクロボク(黒土)が堆積したのは、人為による環境操作が原因だったろうと私は考えています。クロボクに過酸化水素水を加えてひと晩置くとロームになります。

フォッサマグナパーク

18日の日曜日、新潟県糸魚川市にあるフォッサマグナパークを訪れました。

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国道脇に大きな駐車場があります。きれいなトイレが使えます。おしゃれなサインにしたがって遊歩道に向かい、根知川の北岸を歩きます。

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途中、地質を説明した案内板がいくつも設置されています。ミウラ折りの地図はフォッサマグナミュージアムで買えます。200円です。

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桜越しに白馬岳が望めました。遊歩道は南に面しているので、春の花がいっぱいでした。

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フォッサマグナの西縁である糸魚川-静岡線断層を見ることができます。これは、人工的にわざわざつくった断面だそうです。さらに行くと、枕状溶岩の断面もあります。窪みをなぞって垂れ下がった枕がみごとです。地層は、形成後に右に若干傾いたようです。

気持ちがいい遊歩道で、観察する地質も一級品。説明もわかりやすくて感心しました。説明文は日英併記だからとてもインターナショナルです。

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