風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

サドルロードを通ってマウナケアとマウナロアを見よう。


サドルロードが拡幅されて全舗装されました。レンタカー会社も通行を許しています。2007年からのことらしい。ヒロ側とコナ側はまだ狭いが、サドル部分は、時速55マイルの高規格道路です。

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マウナケア。山頂にすばる天文台がある。西寄りから見ると、2万年前の氷期に山頂を覆った氷河が残したティルがよくわかる。

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マウナロア。深海底から8000メートルも立ち上がった世界一の火山。
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榛名山の噴火遺跡から古墳時代の武具を装着した人骨が出土

古墳時代の497年6月のある日、榛名山が1万年の静寂を破って突然噴火した。噴火地点は山頂ではなく、いまの伊香保温泉のすぐ上から。初めはあずき色の火山灰を降らせた。それが数日続いたあと、雲仙岳と同じような火砕流(熱雲といったほうがよい)が山腹を下った。

この熱雲に襲われた古墳時代の集落は、たとえば中筋遺跡でよく知られている。今回は、武具を装着したままの人骨が見つかったことが新しい。この噴火での人骨発見は初めてではなかろうか。今回の発掘は、古墳時代の人々がこの噴火にどのように遭遇したかを推し量ることができてたいへん興味深い。

イメージとしては、1991年6月3日、北上木場で火砕流にまきこまれた犠牲者の人骨が回収されないまま放置された。高温で焼かれたために腐敗しにくかった。数週間後、風や雨によって周囲の火山灰が寄せ集まって人骨を埋没させた、と思えばよい。

そのあと、25年の静寂が流れた。榛名山が再度噴火して厚さ2mの軽石が降り積もってこの地を覆った。軽石と熱雲の間には、25年の時間経過を示す厚さ5センチほどの黒土がある。厚さ2mの軽石に守られた人骨は1500年後の2012年11月、群馬県埋蔵文化財調査事業団の発掘調査によって発見された。


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