風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

活火山の火口

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浅間山の山頂火口。2016年10月15日撮影。


阿蘇中岳火口には湯だまりがある。2015年10月31日12時。

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霧島山新燃岳。2011年1月噴火で火口底を溶岩が埋めた。


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休火山の火口

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草津白根山の湯釜。湖底から溶融硫黄が水面に上がってきている。遠景に雪をかぶった北アルプス。

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鏡池をもつ火口。直径400メートル。鏡池の底には亀甲模様をなす構造土がある。背後のとんがりは四阿山。
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火口縁の軽石堆積物

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十和田湖・瞰湖台の脇に露出するのは南部軽石。中湖中心から9500年前に発生したプリニー式噴火の堆積物だ。そのとき中湖はまだなかった。円錐形の五色岩火山だった。東南東に細く伸びる分布軸の真下に当たるから厚さ40メートルもある。

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五色岩とその上に乗る6300年前の中掫軽石。中掫軽石の分布は丸い。中湖の四周で地表に降り積もっているが、御倉山の上だけはない。御倉山は平安時代915年の噴火でできた新しい溶岩ドームだからだ。

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榛名二ッ岳と伊香保軽石。 6世紀、522年頃

スコリア丘

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阿蘇の米塚は3300年前にできたスコリア丘。直径400メートル、高さ80メートル。画面向こう側がゴツゴツしているのは、裾から溶岩を流したから。画面手前の地表は厚い土に覆われているので、牧草がよく育つ。2015年10月31日撮影。

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伊豆半島の船原スコリア丘。採石によって内部が露出している。スコリア丘のスコリアは常に赤い。高温で空気のめぐりがよいから、鉄が十分に酸化されて赤くなる。
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溶岩流

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浅間山頂火口から1783年8月に流れ下った鬼押出し溶岩、2016年6月3日

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本栖湖に流れ込んだ青木ヶ原溶岩。富士山の平安時代864年噴火。

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水中に流れ込んで、枕状溶岩に似た構造ができている。
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溶岩ドーム

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十和田湖に浮かぶ御倉山溶岩ドーム。平安時代915年の噴火でできた。

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軽井沢駅上空から見た浅間山。山頂火口から白い煙を吐いている。手前に離山、右手に小浅間山。2万年前に相次いでできた兄弟の溶岩ドームだ。離山が1250年ほどお兄さん。


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衝突クレーター

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浅間山2004年9月1日ブルカノ式爆発で前掛山上部に開いたクレーター

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湯の平には、衝突クレーターの中に水がたまった池がいくつもある。

火砕流台地とカルデラ

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十和田湖から1万5000年前に噴出した八戸火砕流。小坂町濁川。

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雲海が広がる十和田カルデラ

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1万5800年前に浅間山から噴出した平原火砕流台地を湯川が削って高い崖をつくった。
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山体崩壊と土石なだれ

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黒斑山が2万4300年前に崩壊してできた湯の平。

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応桑の流れ山。2万4300年前に浅間山が崩れて発生した塚原土石なだれの表面。

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岩手山が7000年前に崩れて山麓に展開した平笠土石なだれの表面には多数の流れ山が見られる。手前の大きな流れ山は、大更の八坂神社。
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ダイク

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榛名掃部ヶ岳のダイク。地下のマグマの通り道。 遠景の雪山は四阿山。

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富士山の宝永火口壁に露出するダイク。1707年噴火よりずっと前に噴火したときのマグマの通り道。 【“ダイク”の続きを読む】

米代川を下ったシラス洪水

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大館市の片貝家ノ下遺跡。平安時代、米代川を下ったシラス洪水が埋めた遺跡。米代川からずいぶん遠いところにある。シラス洪水が支流をさかのぼった位置に当たる。

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鷹巣の胡桃館遺跡。ここも米代川からかなり離れている。

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文化十四年(1817年)の米代川洪水によるがけ崩れで小勝田に現れた平安時代の住居を、菅江真澄がスケッチに描き残した。この半月形に段丘に食い込んだ場所ではなかろうか。水面は米代川。鉄橋は秋田内陸縦貫鉄道。
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岩手山の平笠土石なだれ


岩手山が7000年前に崩れて山麓に展開した平笠土石なだれの表面には多数の流れ山が見られる。手前の大きな流れ山は、大更の八坂神社。

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東に向いた崩壊壁。

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地上から見た八坂神社。流れ山。
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断層地形と地震災害

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2016年4月16日の地震のときに阿蘇カルデラ北西部に出現した正断層。アイスランドのギャオによく似ている。

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益城町堂園の麦畑をずらした右横ずれ断層

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高層湿原

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八甲田の田代平湿原

空から見た草津白根山

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本白根山の火砕丘列。4800年前の噴火でできた。150メートルほどの高さで30万年前の青葉溶岩の上にのる。火口の幾何学からどの順番でできたかがわかる。一番手前の火口は、その向こう側の火口に食われて三日月形をしている。最初にできたからだ。


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鏡池をもつ火口。直径400メートル。鏡池の底には亀甲模様をなす構造土がある。背後のとんがりは四阿山。


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湯釜。湖底から溶融硫黄が水面に上がってきている。遠景に雪をかぶった北アルプス。
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寒冷地形

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草津白根山鏡池の多角形土

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谷川岳一ノ倉沢の雪渓、2015年10月21日。

河岸段丘

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沼田市街地は利根川(左)と片品川(右)の間に広がる台地の上に成立している。赤城山噴火によるせき止めで16万年前に形成された河岸段丘である。片品川の右が赤城山斜面。遠くの雪山は武尊山と日光白根山。

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吾妻川(左)と利根川(右)に挟まれた吹屋面。2万4300年前に浅間山が崩壊して吾妻川を下った塚原土石なだれの堆積面である。
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河川の蛇行

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利根川の攻撃斜面と滑走斜面。遠景は榛名山。

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埼玉県日高市を流れる高麗川は極端に蛇行して巾着田と呼ばれている。

河口

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菖蒲ヶ浜で中禅寺湖に流れ込む湯川

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十三湖に流れ込む岩木川

海岸地形

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波食棚と海岸段丘。土地が隆起していることの直接的な証拠だ。青森県深浦町千畳敷。

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伊豆半島北西端の大瀬崎は砂嘴(さし)だが、砂浜ではなく礫浜からなる。真ん中に淡水からなる神池がある。 【“海岸地形”の続きを読む】

鎌原村を埋めた浅間山1783年噴火


鬼押出し溶岩の東支流。

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鬼押出し溶岩が流れ込んだ柳井沼の窪地。

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この大きな黒岩は、柳井沼と接触して爆発した鬼押出し溶岩の破片だ。

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土石なだれに埋まった鎌原村。

空から見た阿蘇


阿蘇中岳火口には湯だまりがある。2015年10月31日12時。

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米塚は1700年前にできたスコリア丘。直径400メートル、高さ80メートル。画面向こう側がゴツゴツしているのは、裾から溶岩を流したから。画面手前の地表は厚い土に覆われているので、牧草がよく育つ。

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大観峰。右側がカルデラ床。左側が火砕流台地。台地が形成されてから9万年が経過しているので表面に起伏がある。
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