風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

二枚の平原火砕流 南城公園

IMGP2161s.jpg 

小諸市南城公園の平原火砕流。上下二枚あるように見える。間には厚さ20センチほどの砂層が挟まっている。最上部1センチが黒い。

下の堆積物の上半部はサーモンピンクに色づいている。高温状態で堆積したためだ。たくさんのパイプ構造が認められる。そこから立ち昇った高温ガスが厚さ20センチの砂層を貫いて上の堆積物を赤褐色に着色している。したがって、上の堆積物がここに重なったのは、下の堆積物が完全に冷え切る前だったことがわかる。時間差は数年程度か。

上の堆積物は白く、とくに下半部に、軽石濃集部が多い。軽石は表面がこすれて丸くなっている。これは火砕流の堆積物ではなく火砕流堆積物から二次的に発生したラハールの堆積物だと思われる。平原の国道18号沿いで、上の堆積物が下の堆積物の表面に溝を削り込んでいる様子を観察したことがある。それは、水流によってつくられたもののように見えた。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://pringles.blog23.fc2.com/tb.php/218-94e1030f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad