風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

5世紀末の熱雲は勝山小学校まで達しなかったようだ

榛名渋川噴火の堆積物がみえる工事現場の崖を精査しました。場所は前橋市立勝山小学校の北、新田町階段の下です。

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表面を削ってよく観察しましたが、熱雲の堆積物はここまで届いていないようにみえます。

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基底の火山灰が特徴的な小豆色がをしています(左)。その上に、還元状態を示す青色も認められます(右)。青色の下、小豆色の上の砂層は熱雲の堆積物である疑いが若干残りますが、おそらく違うだろうと思います。

IMG_2359s.jpg IMG_2362s.jpg

渋川火山灰の下に120センチのクロボクを挟んで、厚さ15センチの黄色い軽石が挟まれています。軽石の最大粒径は2センチです。軽石の粒を割ってみると、浅間山の1783年軽石とよく似ています。これも浅間山の軽石で、総社軽石と呼ばれています。クロボクの中に挟まれていますから、その年代はちょうど1万年前ころだと思われます。

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