風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

鬼押出しでブロック溶岩を観察する

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鬼押出しは浅間山の1783年8月噴火で山頂火口から北側に流出した安山岩溶岩である。この溶岩は同じ火口から軽石を放出する爆発と平行して流れ出したから、表面に赤い軽石を多数のせている(スコリアラフト)。赤い軽石にじゃまされるから、鬼押出しで安山岩溶岩固有の表面構造を観察することは難しい。

安山岩溶岩の表面構造として典型的なブロック溶岩は、浅間園Dコースの北西隅(地点55)で見ることができる。ここは、鬼押出し溶岩が柳井沼の窪地に流れ込んだ場所に当たる。急勾配のために溶岩流の表面が破けて、内側で流動していた水飴状部分が現れた。地表に現れるやいなや水飴状部分は大気に放熱して固まろうとする。しかし急勾配のために移動は継続するから、固まりつつ割れて、大小のブロックが累々と積み重なった。

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