風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

パッシブマージンの単調な地形と土壌断面

ワシントンDCとその近郊を自転車でかなり回ったのですが、ここの地形と表層地質を、私はまだよく理解できていません。氷期にニューヨークを覆った氷河はワシントンまでは南下しなかったと聞いています。ポトマック川の河床、たとえばグレイトフォールズ、には先カンブリア時代の堅い岩石が露出しています。ここではそれをbedrockといいます。Bedrockの上に土壌があるのですが、その土壌はbedrockが長い時間をかけて化学的に風化することによってできたと考えられているようです。

私が住むバージニア州アーリントンは、標高10メートル足らずのワシントンDCモール付近より90メートルほど高い台地になっています。そこに谷が刻まれています。動物園があるRock Creek Parkはそういった谷のひとつです。

標高100メートルのこの平坦面はいつどうやってできたのだろうか。2億年前に大西洋が開き始める前からあったもともとの平坦面なのだろうが。そのもともとの平坦面をつくったメカニズムは何か。それがいま標高100メートルにあるはなぜか。パッシブマージンというのはどうも理解しにくい。


バージニア州マウントバーノンの土壌断面。厚さ1メートルほどの茶褐色シルト~粘土の下に、bedrockの風化物がみえる。クロボクはまったく認められない。


ランチのときに同僚のRickから聞いたところによると、ワシントンDC地域の土壌はheavyすぎて農作には向かないそうです。だから都市を一歩出ると、そこが農地や牧草地としてではなく山林として放置されているだろうか。農地や牧草地は、ワシントンDCから少し離れたところに展開しています。バージニア州はワイナリーが有名です。ワシントンDC地域の土壌は混ぜ物をして通気性を上げてから農作に用いるのだそうです。

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