風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

坂東大橋の黒岩


本庄市と伊勢崎市を結ぶ国道462号にかかる坂東大橋から下流を見渡すと、本庄市側の河床に大きな岩がたくさん転がっているのがわかる。

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河原に下りると、その約半分が1783年8月5日に浅間山から発生して利根川を下った鎌原熱泥流が置き去りにした黒岩であることがわかる。黒岩は元は、その数日前に山頂火口から流れ出した鬼押出し溶岩だった。黒岩以外の大岩も鎌原熱泥流がここまで運んできたものだろう。

鎌原熱泥流は、それに転化する前の土石なだれも含めて、1490人を飲み込んだ。利根川の河幅が広がって流れがゆるくなるこのあたりに、多数の遺体が打ちあがったという。いま河床に転がる多数の黒岩が、当時の惨状を現代に伝えている。10年前はこのような景観だった。大河川の河床だからこの地点の地形変化は激しい。

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一番遠くにあるこの黒岩がもっとも大きくて1.5メートルほどあるが、あいにく中州にあって近づくことができない。

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伊勢崎市側の堤防に菜の花が満開だった。

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