風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

鬼押出し溶岩の上に載る吾妻火砕流

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廃道を進んで、鬼押出し溶岩(右)と舞台溶岩(左)がつくる隘路をくぐり抜けると、鬼押出し溶岩の上に立つことができる。

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クロマメノキが群生する平坦面は、鬼押出し溶岩の上を覆った吾妻火砕流が残した堆積物だ。

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平滑面で囲まれた溶岩ブロックが累々と積み重なった上に、赤く酸化したスコリアからなる吾妻火砕流が7メートルほどの厚さで重なる。


2010年11月5日再調査

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吾妻火砕流の表面近くの溶結の度合いは弱いが、下部では強く溶結していて、押しつぶされたレンズがみえる。

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表面には、吾妻火砕流に特有の赤い「火山弾」が多数みられる。岩塊の間を朱色のマトリクスが充填する。

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鬼押出し溶岩の西半分から望むと、吾妻火砕流がつくった平坦面が分割されつつも面積を保ったまま、かなり広い範囲に分布していることがわかる。

比較のために、釜山スコリア丘の断片(ラフト)の写真を掲げる。スコリアラフトは平坦面ではなく、天を突く。
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スコリアラフトはサイズがそろった粒子からなり、マトリクスを欠く。

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