風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

鬼押出し溶岩の上を覆う砂礫は古い

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鬼押出し溶岩の上を覆う砂礫は、1783年噴火のあとに山頂火口で活発に繰り返されたブルカノ式爆発で放出された砂礫が、斜面を転がり落ちたり、大雨のときに水流で運ばれれたものだと30年間信じていた。大量だと漠然と感じていたが、それ以上疑問には思っていなかった。

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きのう現地に踏み込んで、初めて理解した。これらの砂礫のほとんどは1783年以前から存在していた前掛山の表層物質なのだ。なにも、1783年以後のブルカノ式爆発による放出物である必要はまったくない。前掛山上部にかぶさる鬼押出し溶岩の厚さはとても薄い。溶岩は下にすべて流れ切ってしまったと言ってよいくらいだ。そこには、西斜面と同じように、過去数千年間に渡って山頂火口から繰り返したブルカノ式爆発によって放出された大量の砂礫が斜面に露出している。それがいま大雨や雪解けのたびに崩れている。

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