風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

浅間山の裾野は火砕流と土石なだれでできている

浅間山は火山です。山頂火口から測って半径4キロの円内は、だいたい溶岩でできています。これが一般に山として認識される浅間山です。

西と東には山並みが連なっていますが、北と南にはなだらかな裾野が20キロくらいまで続いています。ここが人間活動の場になっています。集落や街もあります。北西角の姥ヶ原を除いて、ここは浅間山から流れてきた火砕流または土石なだれがつくった土地です。

火砕流はマグマが泡だって高速で流れて来る現象です。マグマだから高温です。火口を出るときは1000度、流れ終わったときでも300度以上あります。水と同じように流れ下りますから、平坦な土地をつくります。

土石なだれは、山体がくずれて流れてきたものです。常温ですが、これも高速です。時速100キロ程度です。土石のなかにはとても大きな岩が含まれていますから、それが核となって地表に流れ山がたくさんできます。ちょっと奇妙に思えるかもしれませんが、浅間山の場合は、土石なだれのほうが火砕流より遠くまで達しています。

火砕流か土石なだれか、そして何年前の噴火によるものかで、土地の使われ方が異なります。新しい時代に火砕流におおわれた土地は、表土が不足していますから農地として耕すには適していません。そういった土地は最後まで開墾されずに残り、いまは別荘地として利用されています。

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