風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

前橋・高崎まで達した浅間山の崩壊土砂

いまから2万4300年前に浅間山はすっかり崩れました。湯ノ平を西から取り囲む黒斑山(くろふやま)が崩れ残った山体です。



崩壊した土砂は、吾妻川を下って渋川で利根川に合流したのち、関東平野の北西隅に扇状地を展開しました。前橋と高崎は、その上につくられた都市です。崩壊土砂は、北側だけでなく南側にも流れました。新幹線の佐久平駅はこの土砂の上にあります。

この崩壊土砂の中には、浅間山の心棒をつくっていた特徴的な赤い岩が含まれています。これを赤岩といいます。その赤色と他から際立った形状がひとの信仰心を引きつけるらしく、佐久では「赤岩弁財天」、中之条では「とうけえし」、前橋では「岩神の飛石」、高崎では「聖石」として、それぞれ祭られています。

円錐形の大きな火山がまるごと崩壊するのは、よくあることです。むしろ必然です。

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