風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

浅間牧場から鳥居峠を望む



浅間山の北麓には標高1000メートルの高原が広がっています。吾妻川に沿ってこの高原を西に遡ると、そのまま鳥居峠に達します。峠道にありがちなヘアピンカーブがここにはひとつもありません。高原のまま峠に行き着きます。嬬恋キャベツの生産地として有名なこの高原は、四阿山と烏帽子山塊に囲まれて成立した古い平坦面です。30万年前から20万年前まで、ここには大きな湖がありました。そのとき浅間山はまだありませんでした。

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鬼押出しから見た四阿山と草津白根山
浅間山の北に広がる高原は、六里ヶ原と呼ばれています。浅間山頂と草津白根山頂の距離は25キロ離れています。ほぼ六里(24キロ)に相当します。左の山が四阿山(あずまやさん)、右の山が草津白根山です。どちらも30万年前頃に盛んに噴火してできた火山です。不思議なことに、草津白根山だけが、2万年ほど前から再噴火しています。

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押切場からみた浅間山
1783年8月4日に山頂火口からあふれ出した吾妻火砕流は、六里ヶ原の森を焼いて広がりましたが、北軽井沢の手前で停止しました。その先端部分は、押切場(おしきっぱ)と呼ばれ、いま牧場になっています。牧草地の端に立つと、大きく横たわる浅間山を目の前に見ることができます。

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