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風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

地質図と絵本で表現した物語

D80tWC5UcAAgP6W.jpg 福音館書店から2019年6月12日発行

火山がいつどんな噴火をしたか明らかにすることは、究極的には、できない。できるのは、多くの観察をして、それらすべてを満たす合理的な物語を組み立てることまでだ。地質図を描くと、組み立てた物語が時空間で矛盾しないかを検証できる。

物語を絵本にすると、細部まで徹底的に検証することになる。物語にリアリティが注入されて、事実に肉薄していく。地質図と絵本で表現された物語は、よく反証されうる。反証に耐えるかどうかでその物語の信ぴょう性がはかられる。再現可能性は満たさないが、反証可能性は満たす。半分科学だ。

過去の噴火を復元したいときに観察すべきは地層と地形。それから文字記録だ。噴出物の化学組成を調べてもあまり役に立たない。

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山肌を前進した鬼押出し溶岩(江戸時代、1783年8月)

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村に迫る追分火砕流(平安時代、1108年8月30日)


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昭和時代のブルカノ式爆発

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江戸時代のプリニー式噴火で軽井沢宿に降る軽石(1783年8月4日)

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