風景に書き込まれた歴史を読み解く

The Story Behind the Scenery

鎌原土石なだれの観察適地

鎌原観音堂の2キロ南の上ノ原では、鎌原土石なだれが残した地層と地形の特徴をほとんどすべて見ることができます。



流れ山です。山頂に標高点があります。国土地理院2万5000分の1地形図上の1018メートル点でしょう。

P1020674s.jpg

この写真には、たくさんの地質要素が写っています。平原火砕流の上に嬬恋軽石がのっています。ロームやクロボクを挟むことなく、その上に鎌原土石なだれが直接のっています。土石なだれの頭部が浸食して通過したあと、胴部および尾部が堆積物をここに残したと解釈できます。地表には、黒岩と流れ山がみえています。

P1020706s.jpg

高羽根沢のそばまで移動すると、ロームとクロボクの上にのった鎌原土石なだれを見ることができます。パッチワークが確認できます。

1783年8月から現在までに地表に堆積したレスはほんのわずかです。10センチにも満たないことが、この地形が新しくつくられたことを証明しています。そして、そのような候補は鎌原土石なだれしかありません。

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